ミラートレーダーの光と影

今回はミラートレーダーの死角について検証していきたい。

ミラートレーダーってなんだか競馬に似ていると言ったら怒られるだろうか。通常我々はいろいろな通貨ペアを上がるか下がるかを予想して売買する。そしてそれがあたったら利益というわけだ。ところがミラートレーダーはちょっと違う。我々は儲かるストラテジを過去の成績から予想して選ぶ。そのストラテジが頑張ってくれれば利益、期待に応えてくれなければマイナスというわけだ。

判断材料の第一は過去の成績。そして通貨ペアを参考にし、そのストラテジの説明に、簡単にそのストラテジの特徴が書いてる。ボリンジャーバンドとMACDを元にしたストラテジであるなどということが書いてある。そしてTスコアというトレージェンシー社が独自に査定したポイントがある。

まあ、判断の基準はほとんどが過去の成績、それを今月、3か月、半年、1年とランキングしていき、安定的に上位のものを選ぶ。ナンバー1のストラテジを選ぶ人が多いというのもよくわかる。

ところで、過去の成績がいいと言っても、今後の成績を保証してくれるわけではない。相場つきが変わってしまえば、過去に儲かっていたストラテジほどマイナスに変わる。これからの相場展開に使えるかはどんなロジックで売買シグナルを出しているかだ。ただ、ミラートレーダーはそのロジックを公開していない。もちろん非公開には正当な理由がある。みんなが一斉に使うストラテジのロジックが公開されていたら、狙われてしまうというわけだ。

確かにどこまで下がればロスカットするかがわかっていれば、狙われるだろう。非公開とすることに異議はない。が、しかし、それだけに、ミラートレーダーのストラテジがブラックボックスになってしまった。投資家は内容もわからないものを信じて買うしかないのである。

システムトレードと言う最先端の投資が、いちかばちかの競馬のように、勝ち馬予想になってしまったのがミラートレーダーの問題点だ。それでも勝てるなら問題がない。しかし、残念ながらランキングナンバー1のストラテジを使えば勝てるという話でもないようだ。

そこでポートフォリオと言って複数のストラテジを組み合わせて分散投資をすることを各社が薦めている。とするとそこでまた新たな疑問がおこる。最初から複数のストラテジを組み合わせて、お薦めとなるものを最初からひとつのストラテジに何故してくれないのか?

いろいろと悩ましいところはあるが、今もっとも注目を浴びているシストレであることは間違いない。