ミラートレーダーの光と影

MT4などで自分でプログラムを作れる人は、ほんの一握りの人だ。ほとんどの人がまずプログラム自体が書けないし、書けたとして、勝てるプログラムを作るとなると、さらにさらにハードルが高くなる。ということで基本的に一般トレーダーがシステムトレードのプログラムを作るのは無理だという話になる。

ところがニーズとしてはシステムトレードをしたいという人は山ほどいる。一般投資家は現状の裁量トレードにもう限界を感じているのだ。プロに、勝てるトレードプラグラムを作ってもらい、それをそのまま利用したいという人が多数いる。

そこでそのプログラム自体もトレードツールの中にあらかじめ用意しておきましょうというのがミラートレーダーだ。イスラエルのトレージェンシー社開発のFXツール、ミラートレーダーでは、そのプログラムのことをストラテジと呼ぶ。

ミラートレーダーは日本でも提供しているFX会社が多数ある。現時点で一般投資家が手軽にシステムトレードをしたいと思ったとき、もっとも有効な選択肢かもしれない。

ストラテジは提供する会社によって数が違うが、どの取扱い会社も300以上のストラテジを用意している。しかも、それぞれのストラテジの過去の成績がすぐに見られるようになっているし、ランキングでも表示されている。

その成績はフォワードテストで示されている。シストレのプログラムを検証するときに、バックテストとフォワードテストというのがある。バックテストとは過去のレートを使ってプログラムを走らせ、あの時買って、この時売ってと調べて成績を出すやり方である。有効でないとは言わないが、実際に売買しているわけではないので、あくまで参考にしかならない。それに対し、フォワードテストとは、そのプログラム(ストラテジ)が運用されだしてから、実際にどういう結果だったのかが記されているのである。ということは信頼度が高い。

一般トレーダーは、数あるストラテジの中から自分にあったものを選ぶだけ、後はそのストラテジが勝手に売買してくれる。何よりMT4のような自動売買ツール
と一番違う点は、サーバー型と言って、そのストラテジが稼働するのは取扱い業者のコンピューターシステムの中だということだ。ということで、自分のパソコンの電源を落としてもミラートレーダーのストラテジは動き続ける。自分でそのストラテジの利用をやめるという設定をするまで、放っておいても動き続けるのだ。サーバーが業者側ということは、自分のPCのエラー等の心配をする必要がないということになる。

いろいろな意味でよく考えられたシステムである。さて、そのミラートレーダー、死角はないのか、次回検証していきたい。