MT4等の使用料の問題

日本ではツールや情報をFX会社がただで提供してくれる。こんなことが当たり前になったが、世界で、そんな国は日本くらいである。情報には情報料、ツールには使用料がかかるのが諸外国では常識なのである。

例えばチャートソフトひとつとっても海外では標準ではついていない。自分で必要と思えば購入するのである。なんてサービスが悪い、そして日本はなんてサービスがいいと思うが、果たしてそうだろうか?情報もツールも元手がかかっている。それをただで提供するとどうなるだろうか?ただより怖いものはないというが、それがFX会社の経営を圧迫していることはわかると思われる。私は適正な使用料はとるべきだと思っている。そして投資家は自分が必要とするツールだけを選べばいいのである。

FXではいつの間にかほとんどの会社で手数料がゼロ円となった。そしてスプレッドは縮小競争で今や信じられないくらい狭いスプレッドが登場している。はたして業者はどこで儲けているのだろう。真面目な話、FXというビジネスが全然儲からないビジネスになっているとしたら、投資家だけが狭いスプレッドを喜んでいいのだろうか?やがては取引している会社の破たんや撤退につながりかねない。

そんな中で一部の会社は大きな収益を上げている。そういった会社に限って、手数料はゼロでスプレッドは極小なのだ。とすると、どこで収益を上げているのだろう。やはりそれは投資家からとられているのかもしれない。気づかれにくい形で。気づかれにくい形で取られるくらいなら、最初から明確に手数料いくらの方がいいような気がするのだが、違うだろうか?

さて、MT4の続きである。MT4はロシアの会社メタクオーツ社が開発したFXトレード用ソフト。これを日本のFX業者はメタクオーツ社に高い利用料を払って自社の顧客に提供している。しかし、利用者にはただで提供している。ということになっている。あれだけ高性能の人気のあるツールが安いはずがない。高いお金を払って用意したツールを本当にただで提供しているのだろうか?

前にも説明したが、実はほとんどの会社でただではないのである。スプレッドの中にその利用料を上乗せしているのだ。通常のその会社のレートに比べ、MT4を利用する場合はスプレッドが広くなっているのである。そして、それが利用料となっている。そのことをよく認識しなければいけない。

いや、最近はMT4業者でもスプレッドが狭い会社がある。確かに。しかし、メタクオーツ社に高いお金を払わなくてはいけないのはどの会社も変わらないのだ。とすると、そこには目に見えない使用料がどこかでこっそりと徴収されているのかもしれない。目に見えない手数料は目に見える手数料よりよほど怖い。