すでにあるプログラムを購入する。そこにもリスクが・・・。

自分でプログラムを組める投資家はほとんどいないということを前回お話した。ではその他の人はどうするかというと、他人の作ったプログラムを購入するのである。今、ネットを探すと、MT4用とかさまざまなプラットフォーム用のプログラムが販売されている。

そのプログラムにはバックテストで調べた過去の成績が記してある。その成績を見て、そのプログラムを買うのだ。

ここにいくつかの問題があって、その成績はあくまで過去の成績であって今後の成績を保証するものではない。そして、そのプログラムを自分のプラットフォームにつなげたときに、自分のマシン(PC)のせいで不具合が起こることがある。それらはすべて自分のせいである。

シストレは基本的に24時間、自動で売買注文を出してくれるというところが魅力である。ところが24時間利用者がそのそばについておられるわけではない。ということで、勝手に働かせるわけだ。業者のシステムなら、性能のいいマシンと二重化されたサーバーシステムで安定稼働を保証してくれるが、自分のマシンが安定稼働するかどうかはあくまで利用者の問題。まあ、ほとんどの場合安定稼働しない。極端な話、雷が落ちたという事故から、猫が勝手にキーボードを触ったとか、奥さんが電源を落としたとかいろんなトラブルが報告されている。

自分のPCがエラーを出し、それがゆえに本来の売買が出来なかったり、間違った注文が出たとしてもそれは自分の責任である。とすると、その瞬間、シストレのメリット、自分が働いている間、遊んでいる間に勝手にどんどん稼いでくれるということが出来なくなる。

また販売されているプログラムにも問題がある。安定的な成績を残しているプログラムは人気がない。なんと言っても成績抜群というプログラムが売れる。ということは、収益指向になり、収益指向ということは、安定性に欠けるのである。プログラムを作る業者はパラメーターだけ変えた同じシステムを同時に走らせ、一番成績のいいものを販売するのである。そういったことをすればするほど、いびつなプログラムになっていく。

要は、本当に儲かるシストレのプログラムを作った人間はそれを他人に売ったりしないという当たり前の話である。自分で運用するより、売る方が儲かるから売るのだという自明の理を理解しなければいけない。買ってきたプログラムが成功するケースは以上の理由から残念ながら、非常に少ない。